3月28日。ソメイヨシノ開花の報に触れ、薄着で疾走り出す。
しかしこれはどうした事か、思いの外寒い。青山墓地、桜坂、二子玉川に哲学堂、お気に入りの桜スポットを数箇所ハシゴするも、花見にはいささか気が早過ぎた様だ。加えて雨粒も時折頬を打つ空模様に、夜を待たず家路に就く。

帰宅途中、近所のマクドナルド前で『 テキサスバーガー再販 』との告知を目にし、取り敢えずまた買ってみる。
テキサス、ニューヨーク、ハワイ、カリフォルニアと来て、またテキサスだ。心密かに期待したウィスコンシンバーガーやペンシルバニアバーガーは、どうやら単なる妄想で終わった様だ・・・無念。
とは言え、テキサスバーガーの再販自体は歓迎である。” Big America ”4種の中で、個人的にはコレが一番好みだ。


で、テキサスバーガーついでに、テキサス絡み?の話題を一つ。

我が愛機XLCRと言えば、所謂アイアンスポーツの類である。言う迄も無く、『 アイアンスポーツ 』は’57〜’85年式XL系モデルの総称で、それらが搭載する鋳鉄ショベルヘッドに由来した俗称である。『 アイアンヘッド 』などと言うと如何にもいかめしく、その響きを殊更気に入っている乗り手も多かろう。自分もその一人である事を否定はしないが、若干複雑な想いがあるのも正直なところだ。
そもそも『 アイアン 』とは、ビッグツイン系アロイショベルヘッドとの対比から産まれたであろう表現だが、まずそこからして合点がいかない。ビッグツイン系として初めてのアーリーショベルがエレクトラグライドに搭載されたのは、初代XLスポーツスターから遅れること実に9年後の’66年。これを踏まえれば、本来ショベルヘッドはXL系の物、即ち鋳鉄製が本流だろう。ならば、むしろビッグツイン系ショベルを『 アロイ 』と呼ぶべきではないのか?


pull the trigger...引金を引け!

’71年、挑発的なキャッチコピーと共に新型ロッカーカバーがXL系ショベルに採用されるが、これとてビッグツイン系ショベルとの差異を視覚的にアピールする意味合いが大きかったに違い無い。つまり、元来XL系のアイコンであった意匠を、後発のビッグツインに明け渡した形だ。そして、上辺中央部に切り欠きを設けたこの二代目ロッカーカバーがショベル最終のXLX−61まで継続使用される事となるが、一般的にはこの意匠を表す呼称すら知られてはいない。ここも合点がいかない。

Texas−notch rocker covers...

’71年式XLCHのカタログ内に、新型ロッカーカバーを表して小さく謳われた文言である。直訳すればテキサスの窪み、となるが、motoは密かにこれが結構気に入っている。単に米国南部の地形に準えた表現だったのかも知れない。が、この言葉と前出のキャッチコピーを踏まえて眺めると、あのロッカーカバーの切り欠きがコルトSAA・シングルアクションアーミーの引金の様にも見えてくる・・・単なる妄想だが(笑)

そんなワケで、人に語った事はあまり無いが、motoは’71年以降のXL系をテキサスショベルとかテックスヘッドと勝手に命名している(笑)
こんな言葉が市民権を得る事は決して無いのだが、一応一つのネーミング案としてここに挙げておく・・・



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