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5月10日。 6:00am頃にひで。が、暫く置いててらさんが、それぞれ静かに起き出して部屋から出て行った。その気配を何となく感じてはいたのだが、浅い眠りが心地良かったので起き上がるには至らなかった。恐らく二人は朝風呂に向かったのだろう。そのまま暫くまどろんで、結局ひで。が風呂から戻った後に布団から這い出す。 その頃からにわかに廊下や隣室の気配も賑やかになり始め、ガッタゴト氏、マヤちゃんも起床。二日目も朝から好天だ。 ガッタゴト氏はベランダで煙草を燻らす。紫煙よ、清志郎の元まで届け。 |
昨日一日殺生の限りを尽した、虫達の亡骸と怨念の除去に没頭するアメリカ部屋一同。これもバイク乗りだけに与えられた神聖な時間の一つか・・・ それにしても、今回は盛大に纏わり付いている。昆虫の活動期とバイク乗りの活動期、ひいては好んで出没する地域までが概ね合致する以上、止むを得ない事ではあるが。許せ。 |
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遅れ馳せながら、朝飯前の一っ風呂を浴びる。 時間帯での男女入替制の為、昨夜は入る事の出来なかった露天風呂へ。広々として決して悪くはないのだが、ヤケに水位が低い=湯量が少ないのが気になる。仰向けにならないと肩まで浸かれない(笑) 湯量と一泊二食付¥7,000−との間に、何らかの因果関係はあるのか? |
8:00am、朝飯。 献立は簡素なものだが、目の前で火にかけられた熱々の味噌汁とお櫃一杯の白米、これさえあれば取りあえずは十分だ。誰かが期待していた焼魚は、お膳に並ばなかった。 |
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一時間半ほど掛けてノラリクラリと身支度をし、10:00amにチェックアウトする。 ここで最大の問題となるのが、ガッタゴト氏と、ひで。と、motoの靴の判別だ。何せ3人共同じレッドウィングのエンジニアブーツ、足のサイズも大差無い。全員が口を揃えて、『 一番キレイなヤツがオレのだ 』と当然の様に主張する(笑) 恐らくは全てが無事元の鞘に納まった筈だが、果たして? |
そして、一年振りに戻って来てしまった・・・因縁のこの場所へ。 忘れもしないカート初体験、今も微かな胸の痛みと共に、あの深い失意は決して色褪せる事はない。 ドライバーズブリーフィングを前に、ちっぽけな表彰台に目線を送る。オレの、今日の立ち位置は何処だ? |
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前回のあずみ野F−1パークに続いてY部さんが出走辞退、清志郎ショック未だ冷めやらぬ?ガッタゴト氏も辞退。そして、意外な事にひで。も不参戦を表明!逃げたか?今回は敢えて背負ってもらおう、ひで。@不戦敗の汚名を・・・ エントリー7名を2グループに分け、例によってbabe君とmotoはそれぞれ別グループとする。何故こういう決まりになったのかは皆目不明だが、グループAの第1走者は当然motoだ。以下、マヤちゃん、K野さん(兄)、てらさんの4名がグループA走者。 画像左上=moto。このスピンは何を意味するのか? 画像右上=マヤちゃん。この会心の笑顔は何を意味するのか? 画像左下=K野さん(弟)。この人の走りは至極スムーズ! 画像右下=てらさん。フロントノーズ擦ってない? |
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グループBは残る3名、babe君、K野さん(兄)、H丸さん。 画像左上=babe君。この苦悶の表情は何を意味するのか? 画像右上=K野さん(兄)。カートはお初らしいが、速い人は何でも速い! 画像下段=左右共にH丸さん。兎に角この人はスゴイ、あらゆる場所でスピンし、クラッシュし、コースアウトしている。ゴールラインからスターティンググリッドに戻る間でも何故か必ずスピンするのだが、これは本気なのか、若干ウケ狙いなのか、それとも何かの練習なのか? |
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そして、これが今回の表彰台だ。 辛くも?表彰台の頂点を守った1位=babe君、29.596秒。 何に開眼したのか、大躍進の2位=マヤちゃん、30.702秒。 どうにか表彰台には乗れたものの、更なる失意のドン底に堕ちる3位=moto、31.676秒。 マヤちゃんとは同グループだったので、その走りっぷりは見ていないのだが、Y部さんの証言によれば『 一番ミスが少なかった 』との事。 その快走を象徴するマヤちゃんの笑顔が上の画像A。 外野babe君からの『 マヤちゃんに敗けてるよ! 』というヤジ攻撃に動揺し、初めてのスピンを喫したmotoが上の画像@。 そして、マヤちゃんが叩き出した予想外の好タイムに動揺し、コースミスという大失態を犯した直後のbabe君が上の画像B。 |
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一年前と比べてもbabe君はほぼ同タイム、motoは2秒縮めたが、マヤちゃんは一気に7秒ほど詰めてきたという事になる。面倒臭がらずに、一人だけ貸出用のシューズに履き替えていた真摯な姿勢の勝利とも言えよう。おめでとう。 対してmotoは『 いつもより顔が真剣じゃない 』との指摘があった通り、画的にカッコ良く走ろうという邪念が正直あった。その為にわざわざシンプソンM30を被ってきたのだ。この慢心が、折角の経験値を喰い潰しての結果だったのかも知れない。 『 私は別に気にしてませんから! 』 マヤちゃんの、その一点の曇りも無い笑顔と、一握の欺瞞に彩られた優しさが、motoの心をより深いブルーに染める。 ・・・って言うか日本語の遣い方間違ってない? |
心に更なるトラウマを抱えながら、motoにとって文字通りの鬼門となりつつある鬼怒川温泉郷を後にする。 Y部さん、K野さん兄弟、H丸さんのイタリアン部隊4名は、次の目的地までは行かずに途中で離脱。二日間、良い刺激を戴きました、お疲れ様でした〜 |
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いつもながらの面子に戻り、訪れた今回最後の目的地はジャパン・スネークセンター。 国内唯一のヘビ専観光施設として以前から存在は認識していたが、よもや自らが赴く事になろうとは・・・ツアコンbabe君のB級スポット好きも相当なものだ。 荒れるに任せた風合いのゲートを潜ると、B級と言うよりはむしろC級と呼ぶに相応しい場末感と、野趣溢れる展示手法に一同驚嘆。そして素人中年男性の歌唱によると思われる、スネークセンターオリジナルソングが牧歌的かつエンドレスに園内へと響き渡っている。あまりに耳に憑いたので、可能であれば音源を入手したかったのだが(笑)、残念ながらソノシート販売もダウンロード配信も行なわれていない様だ。 |
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ここでのメインイベントとして後半に持って行く予定だったが、順路の都合で早々に行なったニシキヘビとの記念撮影。本来であれば、当然?マヤちゃんを写真の中心とすべきところだが、現物を目の当たりにして『 ムリ! 』との申告が(笑) babe君と協議の上、motoが中心となりニシキヘビを首に巻く。変温動物特有の冷たい感触。今日の様な夏日にはヒンヤリとして気持ち良いが、想像以上に重い! |
そしてもう一つの目玉、ドクフキコブラの毒吹き実験。コブラとガッタゴト氏の頂上決戦も見物だったが、エキサイトした見知らぬ初老男性が、勢い余ってガラスに顔面を強打していたのが一番面白かった。 その他の常設展示もなかなか見応え?があった。 食堂で遅い昼飯にするが、マムシの唐揚げと生血のワイン割はパス。食す事自体にはさして抵抗が無いが、かと言って美味そうだとも思わなかったので。一同ごくありふれた、手打ちそばやエビピラフ、ビーフカレーをオーダー。 食後には琉球ハブエキス配合の栄養ドリンク、その名もハブアタックを園内売店にて買い求め、英気を養って帰路に就く。 |
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帰路は至って順調、数箇所の事故渋滞以外にはさしたる滞りも無く、関越道・高坂SAに到着。 給油の為に途中離脱したガッタゴト氏、最後尾のマヤちゃんもさほど時間を空けずに到着した。 |
スネークセンターに着く少し前から、いよいよクラッチの切れも悪くなってきた。ここでケーブルの状態を確認すると、既に破断も秒読み段階だ。取りあえずは家まで持てばイイが・・・ 若干の休憩を挟んで出発、圏央道へ流れるひで、てらさんとはここでお別れ。お疲れさん〜 |
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