5月9日。今日、明日と一泊の温泉ツーリングである。
ツーリング前ともなればオイル交換にチェーン清掃、各部注油、etc、etc、やっておきたい事は色々あるものだ。しかしここ暫く時間的余裕が無く、昨夜の帰宅も遅かったので、結局何一つせずに寝た。

3時間程の睡眠を取り、6:00am起床。
荷造りは即座に完了。昨年から旅館泊が常態となりつつある我等、今夜の旅籠も無論確保されているし、野営道具は不要だからだ。
熱いコーヒーを胃に流し込み、せめてこれだけは、とタイヤの空気圧をチェック。

今回の集合は関越道・三芳PAに8:00am。まあ、少し早く着いてもイイか・・・と時間を確認すると、いつの間にやら7:25am!
あ〜ヤバイ、今回はヤバイ!!
こんな時に限って、ガスも空ッケツだったりする。近所のスタンドでCRタンクにハイオクを満たし、最寄ランプから首都高に上がる。思ったより流れているC1を擦り抜けて5号線に入り、外環から関越へ流れる。朝っぱらからメーターの針は100mphを指した。

三芳PAに到着して辺りを見回すと、そこには既に皆の姿が。時計に目を遣ると、7:56amであった。どうにか間に合ったが、三芳集合組の最後着となってしまった。

それにしても、居並ぶバイクがいつもとは違う。何やら只ならぬ雰囲気が・・・

そう、一応はH−D乗りの寄り合い的性格を多分に持つ我等をして、今回の温泉行は何と『 イタリアンツーリング 』と言わしめている(笑)
疾走する珠玉のイタリアン部隊!

画像左上=Y部さんとル・マンV改750S3ルック・・・という事らしい。数日前に組み上がったばかり。
画像右上=K野さん(兄)と750S。Y部さんの750Sとは色違い。ウ〜ン、コレも美しい。そして結構速い!
画像左下=K野さん(弟)と1000S。意外と楽チンそうなポジション。嗚呼ピンボケ〜
画像右下=H丸さんと900SS。コレはやっぱりカッコイイ、しかし何故にメットはケニー・ロバーツJr.?

今日がイタリアンツーリングとなった経緯、それはこの男がイタリアL型ウィルスに感染してしまったからであろう事は疑念の余地が無い。
babe君と900S2、今回がほぼ初のお目見え。恐らく全ベベル中最安値車種か(笑)

どうでも良い事だが、この時期のドゥカティは電装系部品が既に日本製。リヤウィンカーは恐らくZ1−Rの純正と全く同じ物では無かろうか?

対してこちらはアメリカン部隊。motoも一応こちらに組する。
高坂SAで画像左上=HD1さんと、画像右上=ひで。が合流し、伊・米総勢10台となる。しかしHD1さんがワルキューレにて参上の為、この時点でXR1000はひで。唯一人!という惨状に(笑)
現在モディファイ中のZ1−Rがいずれ仕上がり、ひで。がそれで参加する様になれば、ツーリング時にXR1000が1台も居ない(笑)という事態も近い将来起こり得るかも知れないな!

画像左下=てらさんと883改1200。今回は撮れた〜
画像右下=マヤちゃんとTR。フレーミングはイイのに嗚呼手ブレ〜 

飛ばし屋さんも居ればノンビリ屋さんも居るこの集団、先頭と最後尾はかなり離れている。皆の走行画像を撮る為、その間を縫って行ったり来たりするmotoだが、この時はちょうど中間辺りを走っていた。すると前方の路側帯に何やら見覚えのある一団が・・・

合図に従い前方に停車すると、Y部さんのマシンが結構な量のオイルを噴いている。目撃者の証言に拠れば、白煙もかなり上がっていたとか・・・

HD1さんが後方で安全確保に一役買うも、ここでは如何せん埒が明かない。『 次の出口で一旦降りるから赤城高原で待っててくれ 』というY部さんの言を受け、とりあえず走り出す。
数km前方で停まっていたbabe君に、擦れ違いざま『 行こう 』と合図を送り、アクセルを捻る。暫くすると背後に迫るbabe君の姿をミラーに認め、更に加速する。

タンクに伏せること数分、見通しの良い緩やかなアップダウンで振り返ると、遥か後方に至るまで唯一台のバイクの姿も無い。
ん〜?やっちゃったか〜?

程なく到着した赤城高原SAでケータイをチェックすると、babe君から一通のメールが。曰く、『 Y部さんのバイクを診たいから駒寄PAに入る 』との事。先刻追い縋ってきたのは、それを伝えたいが為だったのだ。

駐輪スペースにはXLCRがポツ〜ンと1台。寂しい、寂し過ぎる。
絶好のバイク日和、この赤城高原SAに様々なバイクが現れては去って往く。ある者は恋人と、ある者は仲間達と。散り頃の八重桜の下、一時間余りも独り日向ぼっこしている者など他に居る筈も無い。

ただ、待つ。孤独の肖像。
この場に腰を据えて一時間半も経とうかという頃、遥か彼方から聞き憶えある排気音が耳に届く。御一行様ようやくの到着だ。Y部さんもどうにか戦列に復帰出来た模様。

あまりに退屈な時間を過ごしたmotoを他所に、『 え、そんなに経った? 』と笑顔の一同。そりゃあ皆と一緒なら長くも感じなかったでしょうとも。まあ、自分のせいと言えば自分のせいなので仕方が無いのだが・・・
一同給油の後SAを出発、沼田ICで関越を降り、R120から金精峠へ。
ある程度の距離を走れば全車無傷で帰れる可能性も少ないこの集団、想定の範囲内とは言えタイムロスがあった為、ここで昼飯とする。

橋本屋なるそば処に入店、天もり(並)が本日の多数派を占める。舞茸の天婦羅、美味かった。
路面の凍結こそ無いものの、標高の高い場所ではまだ雪もたっぷりと残っている。
motoの前方ではbabe君が珍しくギクシャクと走っていたが、どうやらミッションの具合が芳しくないらしい。3速と4速の間で著しくギアが抜け易い様だ。
こちらも途中からクラッチの感触が若干不自然になり、もしや?とは思っていたのだが、確認してみるとクラッチケーブルが切れ掛かっていた。明日の帰りまで持つかな?

緩やかなワインディングを抜けて中禅寺湖の畔で給油。
ここで今回は日帰り参加のHD1さんが離脱。お疲れ様でした〜

いろは坂は生憎の大混雑で、終始ノロノロ運転。
クルマの連なる日光を抜けて霧降高原へ、ここはやはり気持の良い道だ。ストレスを発散すべくそれなりのペースで駆け上がる。突っ突くワケでも無くbabe君に張り付いていると、大外からK野さん(兄)がパスしていく。babe君が『 抜け 』と合図するのを機に、先行する750Sを追い駆ける。K野さん(弟)の1000Sもずっと付かず離れずmotoの背後に居る。このお二人は相当上手い。久々に結構いいペースで峠を走り、楽しかった。
一服は大笹牧場で。ここのソフトクリームは有名らしく、確かに結構美味かった。


R121を暫く流し、鬼怒川温泉郷に位置する今夜の旅籠に到着。
作為があったワケでは無いが、駐車スペースにバイクを停めると自然にこういう並びとなった。今までに無い、何やら新鮮な眺めである(笑) たまにはこういう集まりがあっても良いのでは無かろうか。


一泊二食付¥7,000−!という料金から想像していたより建物の外観はかなり立派だったが、部屋に入るとそれなりであった(笑) まあ必要にして充分なレベルではあるが。
今回の部屋数は二つ、言わずもがな?イタリア部屋とアメリカ部屋で綺麗に分かれる。
一同早々にビールを開栓、夕食前に一っ風呂浴びる。大浴場へと至る通路は、何とも形容し難い煌びやかさ・・・全体的に内装はケバイ(笑)

湯けむりシスターズの相方?今日子嬢が今回は仕事で不参加の為、マヤちゃんソロ活動中(笑)
背が高い女のコの浴衣って結構難しいものだが、マヤちゃんは良く似合う。

それにしても、温泉宿の浴衣ってヤツは可愛い柄がそうそう無い。たま〜に雪輪文様みたいな少し気の利いた物もあるが・・・
幅狭で短い兵児帯も、日頃浴衣を着慣れない女のコが可愛く締めるには少々難しいよな。
丹前を羽織ると結構気分が出るものだが、ここの備え付けは丹前というより単なる赤いちゃんちゃんこ。結局誰一人着ていなかった(笑)

6:00pm、待望の晩飯。
浴衣姿の記念撮影もこれで3枚目だが、今回は平均年齢が随分と跳ね上がった(笑)
そして、何故かグラスを手にしているのは毎度の面子だけ。単なる偶然なのか、それとも我等は単なる酒呑み集団なのか?

これが噂のすき焼き食べ放題。
一泊二食付¥7,000−だけに(笑)肉のクオリティには期待していなかったのだが、これも必要にして充分なレベルである。全然イケる。

こうなってくると、やはり丑三つ時に部屋に何かが出るのではないか、という疑念がいよいよ高まってくる(笑)

7:30pm、食べ放題の打ち止めを待たずして一同満腹、部屋へと引き揚げる。
8:00pm、アメリカ部屋で再び飲み開宴。イタリア部屋のお歴々は既に眠りに入ってしまったらしく、babe君もこちらに合流。
9:00pm、仕事を終えたサニータさんが、宇都宮の洋菓子を手土産に携えてクルマで到着。スイーツ好きのひで。とmotoが即座にこれに喰いつく。とても美味しゅうございました。
9:20pm、忌野清志郎葬儀式=青山ロックンロールショーに弔問を済ませたガッタゴト氏、散々道に迷った挙句無事到着。足は勿論XR1000だ。これでようやくXRが2台になった(笑)

夜が更けてくると、暫く眠って酔いも醒めたらしいイタリア部屋の面々が流入。入れ替わりにてらさんが轟沈。

四方山話に花を咲かすうち、H丸さんが脚フェチ、しかも自分の脚フェチだという事が判明。自分の脚は男の割にはなかなか綺麗でしょうと、周囲に同意を求めている。

ガッタゴト氏はずっと革パンのままで傍目に窮屈そう。早く浴衣に着替えればイイのに〜
1:00am、明日も仕事のサニータさんが帰るのを、玄関までお見送りする。

画像はフロント脇に鎮座する木彫りの虎、それに満面の笑みで跨るひで。楽しそうである。銀座三越のライオン像に纏わる有名な都市伝説よろしく、人知れず跨れば願い事が叶ったりするのだろうか・・・

そろそろ今夜の飲みもお開き、それぞれの部屋、それぞれの布団へと消えて行く。
ガッタゴト氏はまだ飲み足りないらしく、再び覚醒したてらさんも交えて板の間で暫く話し込む。

2:00am、結構眠くなってきたので、ガッタゴト氏を残してmotoも布団に入った。結局、丑三つ時の招かれざる客は出なかった様だ。



・・・長編化したので、二日目の模様は例により後編へ譲る。


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