11月1日、5:30am。
別に早起きしたワケではない、今から寝るのだ。今日は恐らく今年最後となるであろうキャンプの出発日。炎を囲んで存分に夜更かしする為、前夜は充分に寝ておきたかったのだが・・・昨日の帰宅も遅く、何だかんだとこの時間まで寝れなかった。
幸いにも?同行のbabe君とてらさんが午前中のみ就労後の出発ゆえ、集合は11:00amと決して早くは無い。だが哀しい哉、motoも午前中にヤボ用が出来てしまい、結局2時間程度の短い睡眠しか取れぬ事と相成った。

それにしても荷物がデカイ。今回は諸事情あってのクルマ参加の為、あまり内容を吟味しなかったのが原因だろうか・・・
ヤボ用に若干手間どった事もあり、集合時間には20分程遅れそうだ。
『 先に昼メシ食っちゃって 』とbabe君に打電するも、『 待ってるからダッシュ! 』との有難きお言葉。額面通りに受け止めてダッシュした結果?遅刻は15分に短縮された。しかしバイクなら遅刻しないのに、電車だと遅刻率がかなり高い。普段乗り慣れないから、所要時間の読みが甘いのか・・・?
3人でウニ・イカ・タラコのパスタに頬を弛めていると、HD1さんより入電。前回に引き続き鍋物を用意して下さると勝手に期待していた(笑)、元調理師・黒キングさんが何と急遽不参加に!
自ずと?今度は現役パティシエ・babe君に皆の期待が圧し掛かり、取り急ぎ食材調達を済ませて東京を発つ。
何やら今日の向い風は強い。

3連休初日渋滞の洗礼を受けつつ東名・大井松田ICを降り、3人を乗せたベンツはHD1さんのXT250及び萌嬢(仮称)のFTR223と合流。そこからはHD1さんの先導で、ご友人宅に向かう。
実は今回の大きなオプションの一つがコレ。ご友人宅ガレージの奥深く、惰眠を貪るレーサー2台。有難くもお友達価格で譲って戴けるとのお話を受け、このところビンテージMXへのボルテージが揚がりっ放しの我々は、期待に胸を高鳴らせていた。
しかし!

非常に残念な事に、YZ80はウォータージャケットを纏い、KX80はユニトラック装備。空冷ツインショック・前後ドラムが前提のVMXのレギュレーションには中らない。無念!
とは言え2台共、キャブと前後サスのオーバーホール位で走り出す事は出来そうだ。初級者の練習用マシンには恐らく最適だろう。というワケで、日を改めて再度引き揚げに伺う事に。

・・・思えば当初はbabe君と2人、この2台をサンバーにて即日引き揚げるつもりで、今回のバイク参加を見送ったのだった。
東京発組がてらさんを含む3人に増えた時点で、サンバーという選択肢は消えたのだが、motoは結局ベンツの助手席に居座ってしまった(笑)
ご友人宅ガレージを後にし、一路本日の野営地へ。
前回と同じキャンプ場を希望する声が高かったのだが、残念ながら本日はイベントで貸し切りとの事。HD1さんが直前に探し当てた別のキャンプ場を目指し、R246を先月とは逆方向に曲がる。
ほどなく目的のキャンプ場に到着。
訪れる者を少々動揺させずにはいないであろう、タイトな急勾配を下ってゲートを通過する。受付を済ませてキャンプ場の奥へと進むが、一同の動揺は更に増すばかり。こっ、ここはキャンプ場というより単なるガレ場では・・・(笑)
若干の不安を胸に抱きつつも、一見現職?元自衛官・てらさん主導の下、早々にテントを設営。傍目に見れば、もはや野営訓練の様相すら呈していよう。
そこへ、ひで。&今日子が一足遅れてハイエースで到着。
前回撮り損ねたが、ハイエースのリアハッチを開ければそこに鎮座するのはbabe君・・・あっ、間違えた。
前回撮り損ねたが、ハイエースのリアハッチを開ければそこに鎮座するのはXR1000・ひで号。

何だか若干意味合いが違う様な気もするが、聞こえの良い言葉で言えば、『 何処へ行くにもコイツ(XR)と一緒 』という事になるのだろうか・・・
今日から暦は11月、山の日暮れは早い。
何はともあれ、カマドを組んで火を熾す。周囲に無造作に転がる四寸五分角の端材は、薪として用意された物なのか・・・? その真意は定かでないが、この際これを使わぬ手は無い。人工乾燥材ゆえ、良く燃えるであろう。

山間の冷気に、クーラーボックスで冷やされた缶ビール。乾いた喉も一瞬で潤される。
炎を囲んでビールを酌み交わしつつ、もはや恒例?ひで。持参の馬刺しに舌鼓を打つ。先週のBBQで残った肉を焼き、出発前に調達した野菜や豆腐を鍋にかける。
冬の星座も輝き出した美しい夜空の下、鬼軍曹てらを中心?に、今宵も楽しく更けて行く。
それにしても、このキャンプ場は寂しい。3連休だというのに、我々以外に利用者の姿は無い。
設備の方も少々寂しい。仮設トイレと水場の流し台が、荒野にポツンと配されているのみだ。
しかも、肝心の水圧は相当寂しい。加圧ポンプ等を設けず、自然地形の高低差で水を送っている様なのだが、川下側では殆ど水は出ない(笑)
まあ仲間と馬鹿話をして飲んでいれば上機嫌な一同ではあるが、水が出ないのだけは困ったものだ。

まだ宵の口ながら前日の睡眠不足が祟り、早くも睡魔に蝕まれ始めていたmoto。
しかし、何の前フリも無くランタンが絞られた薄明りの中、突如眼前に差し出されたシロモノにはその睡魔を吹き飛ばしてなお余りある破壊力があった。コレはちょっと反則では・・・!

流石にこの状況下で、ロウソクを屹立させたお誕生日ケーキが登場するとは夢にも想っていない。確かにmotoの誕生日は4日後と間近ではあったが、不意打ちにも程があるってモンだ。
全く以て有難い事に、2年続けて必要以上の塩分を皆に搾り採られてしまった。とっても美味しかったよ〜
しかし、今にして思えばロウソクの本数が若干気になる。オレも晴れて四捨五入されたという事なのか・・・

それにも増して?気になるのが今日子嬢の足元。寒がりで末端冷え症で腰痛持ちのハズなのだが、それら全ての理由がこの寒空の下のビーサンから垣間見えはしないか。
ケーキが眠気を薙ぎ払ってくれたお陰で、未知との遭遇・・・いや、仕事を終えて駆け付けたいしちゃんの到着に居合わせる事が出来た。
しかし暗い山中に独り空冷360ccを走らせ、あの急勾配を下りてくるのは結構心細かったのではないか?

この時点で、女子2名は既にテントに消えていた。
既に先発隊の食料はほぼ底を付き、腹ペコのいしちゃんは持参したチキンラーメン2玉を堪らずコッヘルに投入。
しかしそれに固唾を呑んだのはむしろ、つい先程まで暴飲暴食の限りを尽していた我々の方であった。ウ、ウマソウ・・・
とは言え、それを搾取するのはあまりにも野獣的な行為。眼前にブラ提げられた御馳走がいしちゃんの胃の腑に墜ちるのを、ただ為す術も無く見送る我々であった。

この段になると、もはや時間の感覚は一同からほぼ完全に失われている。取り留めも無い話に興じること数時間、2:30am頃に全員就寝。

・・・長編化したので、二日目の模様は後編?に続く。


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