10.NOV.’19


11月10日、5:30am。東の空が微かに白み始める頃に寝床を抜け出す。ここのところ、時季に似つかわしくないほど高い気温の日が続いていたが、日の出の時間だけは随分と遅くなった。

それでも、身支度を一通り整えて自宅を出る6:00am過ぎには、辺りはもうすっかり朝の光に包まれている。朝って青いよな。


6:50am。中央道・石川PAにてガッタゴト氏と合流する。最近はこの行動パターンが頓に増えた。

今日はガッタゴト氏の郷里のご学友達が企画立案されたカレー昼飯ツーリングへのご招待に与り、これより清里方面へと向かう。八王子界隈でも朝の冷え込みが思った以上に強かったので、用意してあったもう一枚のシャツをPAを発つ前に着込み、ウィンターグローブを嵌める。


8:30am。河口湖ICにほど近い道の駅で、本日の同行筋と合流する。

敢えて全体像として撮らなかったのだが、想像していたよりかなり台数が多い、恐らく総勢で30数台にもなるだろうか。そして事前にガッタゴト氏より聞いてもいたのだが、かつてヤンチャしていた姿が容易に想像できる方々から今まさにヤンチャな子たちまで、年齢層は幅広い。それに合わせる様に、車種も’70s、’80s国産車から’40s〜’90s米国産車まで異常に幅広い。
基本的に皆さん気のいい人達ばかりであるが、その賑々しさに道中ひたひたと覆面パトに追走され、若干緊張する場面も・・・


走行ペースにもガソリンタンク容量にも大きく幅があるため多めの休憩と頻繁な給油を挿みつつも、12:30pm、概ね昼飯時に清里に到着する。
八ヶ岳連峰を間近に望む標高1,200m地点のここまで来ても、陽の光が思いのほか暖かい。予想外にも今日は絶好のツーリング日和となった。

そして予想外だったのがもう一つ、清里萌木の村ROCK・・・
“ 40数年前から続く野蛮なカレーが名物の店 ”みたいな感じの漠然とした事前情報から、即ち
“ 偏屈なオヤジが辺鄙な山奥で独りで営んでいる店 ”みたいなのを勝手にイメージしていたのだが・・・全然違うじゃん!
現地到着時には推定50人ほどの観光客が行列を成し、広い間口の建物の外観も清潔感に溢れている。ロックな感じはしない。切妻の屋根から突き出た石造りの煙突を見るに、中に暖炉か薪ストーブはあるのだろう。


店内に足を一歩踏み入れると、そこはお年寄りから子供まで、家族連れ、アベック、学生サークル風、文字通り老若男女が集う小洒落た大空間であった。高い天井にシーリングファン、コロニアル風味の照明器具、ますますイメージと違う・・・

ここで初めて知ったのだが、ツーリングが大所帯となったが故に直前に店を変更したそうで、驚いたことに当初は甲斐大泉のヴィラ・アフガンに行く予定だったとのこと・・・
そのアフガン、筆者にとっては学生時代に幾度か足を運んだ旧知の店であり、店内に何故か飾られていたヴェロセットも今なお鮮明に憶えている。思いがけずその名を耳にして、あのコク深い欧風カレーが無性に恋しくなった。いずれ機会を改めて、次回はアフガン目当てに山梨まで来ようか。


さて、いよいよ目の前に供されたこれが本日のメイン、ROCK“ 不動の看板メニュー ”こと、ROCKビーフカレーである。添えられたレーズンバターも洒落ていて、やはり一見してロック感はない。ただし、味はなかなかに美味である。牛すじカレーの様に解けた牛肉がルー全体に散りばめられていて、スパイシーさは乏しいがコクのあるカレーだ。なんだか物凄い量がサーブされるのではないかと警戒してレギュラーで注文したのだが、これならばビッグにしても良かったかな。とりあえず満足である、これならこれで来た甲斐があったというものだ。


そして、店内に設置された薪ストーブは開放型。ご存知の通り熱損失が大きいため、主暖房としての用途というよりは火そのものを楽しみたい人向きであろう。
どうやら希望者はここでマシュマロを炙って食したり出来るようなのだが、子供たちが並んでいたので甘い物好きのオッサンはグッと我慢する。火っていいよな。

食後はひとしきり駐車場での談笑を挿んだのちに清里を発ち、高速道路上で現地組ご一行と別れ、ガッタゴト氏と2人東京への帰路に就く。少々ノンビリし過ぎたせいで、日没後の宵闇のなか延々と上り渋滞を擦り抜ける羽目になったが、6:30pm頃には自宅まで辿り着くことができた。恐らく年内最後のマスツーリングとなる可能性が大の今日、好天にも恵まれ実に楽しく過ごせた一日であった。



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