4.NOV.’18


11月4日、8:50am。小雨が時折シールドを湿らす、東名・厚木IC。

特に急ぐでもなく、自宅を出たのは恐らく8時過ぎだったのだろう。今日この場に在る事は暫く前からなんとなく織り込み済みだったので、珍しく出がけに天気予報も、時計すらも見なかった。



今年もやって来た、ヴィンテージモーターサイクル・ラリー&スワップミート・・・って、やっぱり書くのにも口にするのにも長すぎると思うのだが、最初から略称してしまうのも気が退けるので、一度は書いておく、一応。とは言え、毎年の様にこの前段を踏むのも正直メンドクサイので、もう来年からはいきなり” VMRS ”でイイかな・・・

そもそも、今では完全に市民権を得ているこの『 ヴィンテージ 』って言葉の使われ方が実はあんまり好きじゃない。何やら気取った匂いが鼻について、口にするのも気恥ずかしい。別に、『 チュウブル 』でイイじゃねえか、と。
勿論、皆さん思い思いの旧く、素晴らしいバイクを駆って惚れ惚れするほど颯爽と馳せ参じているのだと思うのだが、なにもそれは周りに名車のオーナーだと持て囃されたり、ましてやそう自負して疾走っているワケではあるまい。多分、自分が好きなバイクに、精一杯カッコつけて乗っているだけの事だろう。ならば、『 ヴィンテージモーターサイクル 』なんかじゃなく、『 チュウブルのバイク 』で充分なんじゃねえのかな、と。少なくとも自分は、『 チュウブルのバイクに乗った街のアンちゃん 』以外の何者でもないし、それ以上の存在になろうと思った事もない。いや、今ではもう街のオッサンか・・・

・・・やや話が脱線し過ぎた様である。


やはりスワップミートは楽しく、宝探しにも似た高揚感が確実にある。ブラウザ越しに眺めるネットオークションなんかとは比べようもない、目の前に現物がゴロゴロと並んでいるのはやはり臨場感が違う・・・って言うか臨場しているのだが。古着屋巡りをしなくなって久しいこの身にしてみれば、他ではなかなか得難い感覚だ。
それでも昔の様に血眼ではなく、少しは醒めた瞳でホタテCP2195なんかを見つめている。


降ったり止んだりの空模様のせいか、出店の各ブースも品物をやや出し惜しみしている様に見受けられる。来場者数も、例年に比べると若干出足が鈍いのではなかろうか。恐らく皆、天気予報をちゃんと見ているのだろう(笑)


空は明るいし、そのうち陽も射すのだろう・・・と悠長に構えていると、シールドを湿らす・・・どころではない、シールドに叩きつけるが如き本降りになってしまったので、慌てて会場を後にするも時既に遅し。結局ブーツの中までズブ濡れで帰路に就く羽目になった。


11:50am。いざ都内へ戻り最寄りのランプで首都高を下りると、つい先刻までの雨がまるで嘘だったかの様に、路面は濡れてすらいない。今となっては生乾きのグローブだけが、あの雨は確かにあったのだと信じさせてくれる。

Have You Ever Seen The Rain?


今回の戦利品はこれだけ。縮み塗装じゃない再販版の純正黒ミラーだけど、値切って¥1,000−ならまあイイんじゃない。ステーは当分使わないけどね。



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