6.JUN.’14


ついこの間4月が終わったばかりと油断していたら、5月も足早に過ぎてしまった。
5月と言えばやはりゴールデンウィークだろうが、今年の休日はかなりの飛び石配置だったので特に大それた事もせず、せいぜい思い付きで久々の釣りに行った程度である。とは言っても、バスボートからルアーを放ったワケでも、ウェーダーを履いてフライロッドを振るったワケでもない。近県の管理釣り場で放流ニジマスを相手にテグスを垂らしただけだ。餌は昔ながらのブドウ虫で、まあ短い時間でもさすがによく釣れる。釣った魚は希望すればその場で塩焼きにしてくれるので、ノンアルコールビール片手に川辺で本日の釣果を頬張った。たかが管理釣り場とは言え、自分で釣った魚はやはり気分が違う。釣り道具の殆どを売却してしまい久しいが、その内また揃えようかな・・・


5月25日、早朝。中央道・石川PAに6:00am集合・・・という約束で早めに起きたのだが、いざ出掛けにXLCRのカバーを捲り、はたとスタンドの先端が折れていた事を思い出した。出先で休憩の度にサイアミーズの下を弄ってスタンドを探る姿も想像するにいたたまれないので、取り敢えず何か使えそうなものは無いかと一旦部屋に戻る。すると物入れに鹿革の端切れが何枚かあったので、革なら簡単に燃えなそうだし丁度良かろう、と一先ず目印代わりにスタンドへ結び付けた。そうこうする内に朝の貴重な時間が喪失われ、石川PAには約5分遅れで到着する破目となったのである。


よく解らない理由で石川PAに現れなかったガッタゴト氏とは奥多摩湖畔・大麦代駐車場で合流し、本日の面子が一応揃う。大菩薩ラインを甲州勝沼方面へ比較的ノンビリしたペースで流し、昼頃には引き揚げて皆で一杯やるのが本日の予定。
とは言うものの、ちょっとノンビリすぎはしないか・・・? いつもは結構飛ばしているDEZIの姿が柳沢峠で後方に消えてからかなり経つ。やや心配なので検ちゃんを斥候に出し、我々は新緑に包まれた路傍で暫し待つこととする。

それにしても、この3台が並んでファインダーに納まるのは果たして何年振りだろうか。集まる度に見渡す限りのXRだらけだった日々も今や遠い昔話、ツーリングにXR1000を出すメンバーがめっきり減った昨今、babe君のXRが久々に出動したのはなかなかに喜ばしい出来事だ。


程無くして戻ってきた斥候・検ちゃんからの報告によると、どうやらDEZIはビッグツイン乗りにあるまじき(笑)ガス欠で、数km後方で立ち往生しているらしい。起伏に富む山中ゆえ、当然H−Dを押し歩ける様な圏内にGSなどありはしないのだが、更に悪い事にはこの地域一帯、ケータイ電波も完全に圏外なので(笑)独り途方に暮れていた様だ。協議の結果、タンク容量に余裕のあるXLCRが引き返し、血の一滴を分け与える手筈となる。

いざ来た道を戻ってみると、注油ポンプ(いわゆるシュポシュポ)を握り締めて自嘲気味の笑顔で待つ、DEZIとの距離は思ったほど離れてはいなかった。それにしても、そもそもよく注油ポンプなんか携行していたなあ・・・と感心して訊ねると、何でもこの空白の数十分の間に、道端の荒れ果てた廃屋から掘り出して来たらしい。こんな物を自力で調達してくるあたり、なかなか生命力あるな〜と、別の意味で感心させられた(笑)


その後は速やかに本隊と合流、最初のGSで給油を済ませ、やや走り足りない感はあるが予定通り中央道・勝沼ICより早めの帰路に就く。

朝の山間の冷気は心地よく、取り分けトンネルの中など目が覚める程の肌寒さだったが、昼を廻る頃には一転、盛夏を思わせる暑さとなった。嗚呼、一刻も早く帰宅し、革ジャンを脱ぎ捨てて一っ風呂浴びたい・・・との想いに支配されるのも束の間、足許に目を遣ると悩みの種が否応なく目に飛び込んで来る。今朝がた結び付けた鹿革の端切れは、僅か半日で既に焦げ付き、ところどころ焼き切れてしまっていた。まあ所詮は苦し紛れのその場凌ぎ、早々にどうにかせねばなるまいなあ・・・



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