1.SEP.’13


9月1日、8:45am。夏も終わりだとはいえ、それが即ち秋の到来を意味するというワケでもない。予想を上回るこの残暑、鋳鉄ヘッドの季節の幕開けには到底似つかわしくない。
正直あまりブン回したくないので少し早めに自宅を出たのだが、結局いつもと大差ないペースで来てしまい(笑)、結果としてその分早く集合場所に着いてしまった。晴れ渡った朝の中央道・石川PA、愛機の隣のスペースが寂しい。


9:10am、予定の集合時間を若干過ぎて、ようやくXLCRの隣が埋まる。
今日が初見となるコージ君のモトグッツィV35イモラ改、そもそもコージ君がバイクに跨っている姿を見る事自体、今回でまだ3度目である。いしちゃんの言を借りれば、『 新宿で飲んだくれてるイメージしか無い 』ので・・・(笑)


今回の発起人=言い出しっぺであるガッタゴト氏、ここ暫くバイクで会う時はかなり高い確率で同じメットに似た様な軍放出品の上着、同じ安全靴である。本人も『 最近いつも同じカッコだ 』と若干気にしていた様なのだが・・・やはり今日もほぼ同じカッコである(笑)


どうにも今日は行き先も、目当てとする催事の概要も今一つ把握していない。ボンヤリと河口湖周辺、という事だけがmotoの認識している全てだ(笑) 兎に角暑いが、とりあえずはただ追走するのみである。
殊勝にも革ジャン着用のコージ君の背中が視覚的な暑さを倍増させるが、グッツィのレーシーな後ろ姿にはつい見入ってしまう。


河口湖ICで高速を降りR139を往くこと暫し、青木ケ原樹海辺りに差し掛かるとやや涼しさを感じ一息吐く。それにしても何処まで往くのか、先刻確認した簡素な案内図では第2集合地点はそれほど遠くはなさそうだったのだが・・・
やや疑念を抱きつつも往くその前途、立ち込める暗雲に更なる不安が募る。


11:10am。結局ルートは間違っていなかった様で、予定の時刻を大幅に過ぎつつも第2集合地点である、かの有名なドライブインもちやに到着する。酷暑の中40分超を待ち惚けたいしちゃんには、ガッタゴト氏よりソフトクリームが進呈された。
ここから先の水先案内人は一応いしちゃんらしいのだが、走りだして最初のT字路で早々のケータイナビ確認。何とも便利な時代になったものだ。


これといった確証も無く?長閑な道を疾走ること約20分、再び疑念が鎌首をもたげだした頃に到着したこの場所が、一応今日の目的地であるらしい。しかし入口付近には2、3張りのテントと数台のバイクのみ。事前に『 基本的には参加者オンリーで楽しむイベントで、ギャラリーは募っていないらしい 』とガッタゴト氏より聞かされていたのだが、これはちょっとアットホームにも程があるのでは・・・ 我々4台のアウェイ感が実に半端ない。


しかしどうやらそれは取り越し苦労、ゲートを潜ってホンの少し歩くと、それなりの数の人とバイクで場は賑わっていた。


イベントの名称も主催者も知らないのだが、内容はご覧の通りのヒルクライムである。我がXLCRは当然登らない・・・と言うか現状では登れない、単なる見物客だ。実際には25度程度の緩い傾斜らしいのだが、パッと見にはなかなかの急斜面に見える。『 サイドバルブとかトラがバンバン登っていくらしい 』との事前情報にも嘘は無く、強大なトルクを武器にWLやKが次々と斜面を征服してゆく。
感心すること頻りではあったのだが、別に応援すべき仲間や知人が出走しているワケでもなく、夜勤明けのコージ君も直立不動で寝ているので(笑)、腹が減った頃にそそくさと会場を後にした。


結局再度ドライブインもちやへ戻り、冷たいきしめんを昼飯とする。
きしめんを啜りながら、やれライン取りがどうとか、あそこは何速だとか、我々が語るべきではないと思った。この日の為にマシンを調整し、メットの顎紐を締めて斜面と向き合った彼等を、外野の人間はただ称えるべきだ。思うところがあるなら、ただ自らの疾走りでそれを証明すべきである。競技とは言っても遊びの延長の様なものだが、やはり“ コンペティション ”はイイな・・・と感じた数時間であった。


ほんの百数十km走れば先程までの“ ON ANY SUNDAY ”的な世界から一転、林立するビル群と共に圧倒的な存在感を持つ日常が出迎えてくれる。やはりこのコンクリート・ジャングルこそが、カフェレーサーの主戦場なのか・・・?



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